北原白秋「李思訓」朗読をきく

月は真珠のやうに小さかつた、
高山の蔭である故、
金碧の画堂も緑に見えた。
日中の事である。
李思訓は絵筆をとり、
幽かに心はうちふるへた。
あまりに細緻な自然である。
あまりに色が深すぎる。
悲しいものは山と水、
遥かな点は雲に島。

北原白秋『人生』朗読mp3

「野の皐月(さつき)、空ものどかに、
白き雲ゆるかにわたり、」…

北原白秋「鶏頭」朗読をきく

「秋の日は赤く照らせり。
誰が墓ぞ。風の光に、」……

北原白秋『海雀』朗読mp3

海雀、海雀、
銀の点点、海雀、
波ゆりくれば ゆり上げて、
波ひきゆけば かげ失する、
海雀、海雀、
銀の点点、海雀。

北原白秋「歌ひ時計」朗読をきく

けふもけふとて気まぐれな、昼の日なかにわが涙。
かけて忘れたそのころに
銀の時計も目をさます。


思い出し笑いならぬ、思い出し泣きをしてるんでしょうか?悲しい出来事があって、それからずいぶん時間がたった真昼間にそれを思い出す。

または、特に出来事がないのにむやみに悲しい気持ちになるとか。

その様子が、ベルの鳴る時間をセットしていて忘れたころにそれが鳴る、時計の様子に似てるという話です。

北原白秋『梨』朗読をきく

「ひと日なり、夏の朝涼、
濁酒売る家の爺(おじ)と……」

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