北原白秋『砂山』朗読mp3
海は荒海、
向うは佐渡よ、
すずめ啼け啼け、もう日はくれた。
みんな呼べ呼べ、お星さま出たぞ。
暮れりや、砂山、
汐鳴りばかり、
すずめちりぢり、また風荒れる。
みんなちりぢり、もう誰も見えぬ。
かへろかへろよ、
茱萸(ぐみ)原わけて、
すずめさよなら、さよなら、あした。
海よさよなら、さよなら、あした。
北原白秋は大正十一年(1922)六月十二日、小学生による「白秋童謡音楽会」に招かれ
新潟を訪れます。音楽会のあと寄居浜に足をのばした白秋は日本海と砂丘の風景に
強い感銘を受けます。その印象をもとに作られたのがこの「砂山」です。
山田耕筰、中山晋平によって曲がつけられています。
新潟市中央区西船見町の護国神社の裏手には「砂山の碑」があります。
私は最初「(立ち)向かうは佐渡よ」と思い、いさましく佐渡島に
舟で突進するのかと思いました。全然違う話でした。(海の)向こう側には
佐渡がある、ということでした。
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