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空に真っ赤な

そらに真赤な雲のいろ。
玻璃に真赤な酒のいろ。
なんでこの身が悲しかろ。
空に真っ赤な雲の色。

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白秋が仲間と結成した「パンの会」で、
会合のたびに歌われたものです。
陽気なお祭り騒ぎの感じが、伝わってきます。

北原白秋は1908年(明治41)杢太郎、勇、秀雄、画家の石井柏亭、森田恒友らと「パンの会」を起します。23歳の時です。

「パン」はギリシア神話の牧神。ネーミングからして自分たちが次世代の芸術の担い手になるぜ的若い意気込みが溢れています。

パンの会のメンバーは隅田川岸の西洋料理店に集まっては酒を呑み文学談義に花を咲かせました。 狂乱と喧騒の時代です。

後に高村光太郎、小山内薫、谷崎潤一郎も加わりお祭り騒ぎはいよいよ賑やかさを 増します。

「空に真っ赤な」はそのパンの会の会合で毎回歌われていたものです。 いかにも酒好きそうな、ワッとした感じです。

北原白秋は酒造屋の息子らしく大変な酒好きでした。「断章」「酒の黴」など 酒飲みならではの詩をのこしています。

「必殺仕事人V 激闘編」オープニングで芥川隆行大先生がこの「空に真っ赤な」をもじった文言を語っておられました。