北原白秋『城ヶ島の雨』朗読mp3

雨はふるふる 城ヶ島の磯に
利休鼠の 雨がふる

雨は真珠か 夜明けの霧か
それともわたしの 忍び泣き

舟はゆくゆく 通り矢のはなを
濡れて帆上げた ぬしの舟
ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
唄は船頭さんの 心意気

雨はふるふる 日はうす曇る
舟はゆくゆく 帆がかすむ


北原白秋作詞の有名な歌謡です。 三浦半島の南端にある城ヶ島が舞台です。 城ヶ島には北原白秋の石碑が立っています。本土から城ヶ島大橋がかかっています。

「利休鼠」は緑色がかった灰色。実際に千利休がこの色を好んだ ということでなく、利休が説いたワビサビの精神を想像させるとか、 緑がお茶を連想させるとか、色々説があるようです。

「通り矢」は本土側の城ヶ島と向かい合った場所の地名です。 頼朝がここで通し矢をしたことが由来ともいいます。 現在ではバスの終点になっています。「はな」は、「鼻の先」、すぐ そばを…の意です。

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