トップ > 海豹と雲 > 不忍の晩涼

不忍の晩涼

『さ緑の
まろき波、
みな、蓮(はちす)の葉。』

青春老い易し、さきの日の歓会いづくにかある

さ緑の
まろき波、
みな、蓮(はちす)の葉。

鮮かに
暮れのこる
こは不忍(しのばず)

みな、涼し、
朱の楼も、
灯も水ぎはに。

安けさや。
この空や、
来て眺めて。

ほのけさよ、
かすけさよ、
かの鵠(くぐい)の羽。

早やむなし、
ただ遠し、
また求めず。

さ緑の
まろき波、
みな、蓮の葉。

すべての朗読音声を無料でお聴きいただけます。学校教科書付属CD・スマートフォン用アプリ等で採用されているプロの朗読です。なつかしくて新しい、情感あふれる白秋の詩の世界を、朗読によりいっそう豊かに味わえます。メールアドレスを入力して、「朗読をきく」を押してください。すぐに専用ページにアクセスできるurlをメールでお届けします。

携帯電話には届きません。パソコンのメールアドレスを入力してください。



メールマガジンの読者サービスとして無料公開するものです。後日メールマガジン「左大臣の古典・歴史の名場面」をお送りさせていただきます。すべて無料です。不要な場合、いつでも配信停止できます。当無料ファイル送付とメルマガ配信以外にメールアドレスを使うことはありません。第三者に開示することはありません。

解説

不忍(しのばず)の池のほとりを散歩してるのです。雰囲気がよくて 大好きな詩です。

私も大学時代サークルの連中とよく上野公園を散策したのでえらい感情移入できてしまいました。