北原白秋『野晒』朗読mp3
ドコモ・Sバンク→1

死ナムトスレバイヨイヨニ
命恋シクナリニケリ、
身ヲ野晒ニナシハテテ、
マコトノ涙イマゾ知ル。

北原白秋『瞰望(かんぼう)』朗読mp3

わが瞰望は
ありとあらゆる悲愁の外に立ちて、
東京の午後四時過ぎの日光と色と音とを怖れたり。

七月の白き真昼、
空気の汚穢うち見るからにあさましく、

北原白秋『時は逝く』朗読mp3
ドコモ・Sバンク→1

時は逝く、赤き蒸気の船腹の過ぎゆくごとく、
穀蔵の夕日のほめき、
黒猫の美しき耳鳴のごと、
時は逝く、何時しらず、柔らかに陰影(かげ)してぞゆく。
時は逝く、赤き蒸気の船腹の過ぎ行くごとく。

北原白秋『金魚』朗読mp3
ドコモ・Sバンク→12

母さん、母さん、どこへ行た。
紅い金魚と遊びませう。
 
母さん、歸らぬ、さびしいな。
金魚を一匹突き殺す。

北原白秋『忠弥』朗読mp3
ドコモ・Sバンク→12

城の御濠の深みどり、
雪を吸ひ込む舌うちの
しんしんと沁むたそがれに、
鴨の気弱がかきみだす
水の表面(うわべ)のささにごり

Copyright(C) 北原白秋 朗読 All Rights Reserved