北原白秋『窓』朗読mp3
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かかる窓ありとも知らず、昨日まで過ぎし河岸。
今日は見よ。
色赤き花に日の照り、かなしくも依依児(ええてる)匂ふ。
あはれまた病めるPianoも…

北原白秋『片恋』朗読mp3
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あかしやの金と赤とがちるぞえな。
かはたれの秋の光にちるぞえな。
片恋の薄着のねるのわがうれひ
「曳舟」の水のほとりをゆくころを。
やはらかな君が吐息のちるぞえな。

北原白秋『銀座の雨』朗読mp3
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雨…雨…雨…
雨は銀座に新しく
しみじみとふる、さくさくと、
かたい林檎の香のごとく、
敷石の上、雪の上。

北原白秋『邪宗門扉銘』朗読mp3
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ここ過ぎて曲節(メロデア)の悩みのむれに、
ここ過ぎて官能の愉楽のそのに、
ここ過ぎて神経のにがき魔酔に。

北原白秋『噴水の印象』朗読mp3
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噴水(ふきあげ)のゆるきしたたり。--
霧しぶく苑の奥、夕日の光、
水盤の黄なるさざめき、
なべて、いま
ものあまき嗟嘆(なげかひ)の色。

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