かやの実
こんがり、こんがり、焼けました。
お山で拾うた榧(かあや)の実、
こんがり、こんがり、焦げてきた。
ひとつは坊やにあげましょか、
ひとつはお婆が食べてあぎょ。
こんがり、こんがり、焼けました、
お山で拾うた榧の実。
解説
囲炉裏で婆さんが子供たちのためにまた自分のために榧の実を焼いている…
まんが日本昔話的な、のんびりした感じです。
童謡集「兎の電報」に収録。弘田龍太郎、山田耕筰の曲があります。
「かや」はイチイ科の常緑高木。果皮から食用油や整髪油が採れます。
関連…「かやの木山の」
朗読・解説:左大臣光永