わたりどり

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あの影は渡り鳥、
あの耀《かがや》きは雪、
遠ければ遠いほど空は青うて、
高ければ高いほど脈立つ山よ、
ああ、乗鞍嶽《のりくら》、
あの影は渡り鳥。

解説

「乗鞍嶽」は岐阜県と長野県にまたがる火山。飛騨山脈南部の険峻。西から望んだ様子が馬の背に似ているからこう呼ぶそうです。

雪山の表面に、渡り鳥が影を落とす、その侘しいような、スコーンと突き抜けた空気というか、短いながら情景が頭に残る詞です。

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朗読・解説:左大臣光永