竹田

楽しみ楽しみあなたは画いた、
唐風の山水を、また花鳥を、
悠々たるその無関心、
畢竟はあなた自ら美の恍惚にひたることではないか、
神を暢べ、気をやすむることではないか、
楽しみ楽しみあなたは画いた、
まことの遊びを幽かに為た。

解説

老子」「千利休」などと同じく、歴史上の水墨画的人物をネタに、水墨画的世界を浮かび上がらせる趣向です。

田能村竹田(たのむらちくでん)(1777-1835)。豊後国竹田(たけた)(現大分県竹田市)出身。江戸時代後期の文人画家。豊後南画の祖。豊後国岡藩の藩医の家に生まれ、藩校の由学館で学ぶ。

由学館では『豊後国史』の編纂に携わり、頭取まで進む。

文化8,9年の両年、百姓一揆が起きた際に、改革を求める建言書を藩に提出するが容れられず、35歳で公務を辞す。

その後は故郷の豊後竹田(大分県)と京阪の間を往復しながら頼山陽や「雨月物語」の作者として知られる上田秋成などの文人と交流し、詩画にうちこむ。

大分県竹田市は「荒城の月」の滝廉太郎の出身地としても知られます。

そういえば以前竹田に近い大分の九重に旅行した時、北原白秋の碑があって「草深野ここに仰げば国の秀や久住は高し雲を生みつつ」とありました。「いろんなトコ来てんなー」と感心しました。

水墨集

朗読・解説:左大臣光永

音声つきメールマガジン
「左大臣の古典・歴史の名場面」配信中

日本の歴史・古典について、楽しくわかりやすい解説音声を無料で定期的に受け取ることができます。楽しんで聴いているうちに、日本の歴史・古典について、広く、立体的な知識が身につきます。

いつも使っているメールアドレスを下のボックスに入力して、「無料メルマガを受け取る」ボタンをクリックしてください。

↓↓↓↓↓↓



≫詳しくはこちら