目ざましきもの、花辛夷(こぶし)、
白き胸毛の百千鳥。

夏は岩が根、白牡丹、
百光放つ番い鳩。

秋は月夜の白かんば、
白き鹿立つ杣(そま)の霧。

へとう飛びゆく雲は冬、
鶴に身をかる幻術師。

何か坐(ま)します、山の秀(ほ)に、
雪の気韻は澄みのぼる。

解説

四季折々の「白いもの」を集めた詩です。枕草子の一節にもありそうな 感じです。

白ですからパァとその、白いイメージが広がるよう朗読しました。

これを録音してる時コンデンサマイクがぶっ壊れて焦りました。ブワーと燃えるような音が。原因はマイクかなマイクプリかなレコーダーかなと冷静にチェックする自分をちょっとカッコいいと思いつつマイクが原因とわかり修理に出します。

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朗読・解説:左大臣光永