白鷺

白鷺は、その一羽、
睡蓮の花を食み、
水を食み、
かうかうとありくなり。

白鷺は貴くて、
身のほそり煙るなり、
冠毛(かむりげ)の払子(ほっす)曳く白、
へうとして、空にあるなり。

白鷺はまじろがず、
日をあさり、おのれ啼くなり、
幽かなり、脚のひとつに
蓮の実を超えて立つなり。

宗教的な、神々しい感じの詩です。白鷺の「白」が全体を包んでいます。「まじろぐ」はマバタキすること。

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朗読・解説:左大臣光永