紅い蝶々白蝶々

紅い牡丹に紅蝶々、
白い牡丹に白蝶々。

紅い蝶々が立つたらば、
白い蝶々が立つたらば、──
紅い牡丹に白蝶々、
白い牡丹に紅蝶々。

紅い蝶々が立つたらば、
白い蝶々が立つたらば、
紅い牡丹に紅蝶々。
白い牡丹に白蝶々。

紅い蝶々がまた立つた、
白い蝶々がまた立つた。
なんだかおつかないぞ、早う逃げろ。

解説

牡丹の花にとまっていた紅白の蝶々がお互いの位置を入れ替え入れ替えするのです。 それが何か不思議な儀式のように思えて怖くなって逃げ出した、ということでしょうか。

「色」を巧みに使った北原白秋の童謡としては「赤い鳥小鳥」がよく知られています。

次の詩「初秋の朝飯

朗読・解説:左大臣光永